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きれいに速く文字を書くことを身につけるために

いよいよ一年の折り返しを迎え、子どもたちも日々の学校生活や学習に、より一層たくましく励んでいます。
先日、生徒さんの保護者の方から、このような切実なご相談をいただきました。
「とても丁寧に書けているのですが、学校のテストになると、きれいに書きすぎて時間内にすべて書ききれないようなんです……」
学校のノートテイクやテスト、これから迎える中学受験の記述問題など、限られた時間の中で正しく、かつ相手に伝わる文字を書くことは、子どもたちにとって大きなハードルの一つです。「丁寧さ」にこだわるあまり時間が足りなくなってしまうというのは、文字を大切に思っているお子さんだからこそ直面する、とても大切なステップでもあります。
文字を丁寧に、正確に整えて書くことは大前提ですが、実生活のテストや本番の場面でその美しさを発揮するためには、「時間内に形を整えて書く技術」もまた、欠かせない実力となります。
速書きを身につけるための大きな鍵は、手を闇雲に急がせることではなく、**「無駄な力を抜くこと」**にあります。
ペンを強く握りすぎていると、手がすぐに疲れてしまい、スムーズな運筆が妨げられてしまいます。生卵を優しく包み込むような絶妙な力加減を覚え、指先の力をふっと抜いてリズミカルに鉛筆を走らせる感覚を、これからレッスンの中で丁寧に伝えていく予定です。
また、「トメ・ハネ・ハライ」の要所だけをピタッと正確に押さえ、文字の中心軸(骨組み)をブレさせないように書くことで、スピードを上げても凛とした正確性を保つことができるようになります。
ただ「きれいに書く」という枠を超えて、どんな状況や制限時間の中でも自分を正しく表現できる「生きる力」としての書写・国語力を育むために。
新しい課題への挑戦を、これからも子どもたちと保護者の方々に寄り添いながら、大切に進めていきたいと思います。

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