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一人ひとりに合った「できるようになる道」を探して 小石川書塾木曜日クラス

書道のお稽古をしていると、同じ課題に取り組んでいても、苦手なところも、伸びるきっかけも、一人ひとり違うことを実感します。
だからこそ、小石川書塾では、その生徒様に合った「できるようになる道」を一緒に探すことを大切にしています。
今回は、三人の生徒様に共通していたテーマが「ハネ」でした。
小学4年生の生徒様は、前回「永」を書いた際、一番苦手だったのがハネでした。
今回は「詩人」を課題とし、まずは美しい言偏のポイントを説明しながら、目の前でお手本を書きました。
ハネというと勢いよく書くイメージがありますが、実はゆっくりと穂先を運ぶ方が、美しく書けることもあります。
そのことをすぐに理解し、「もっとハネを練習したい!」と、自ら申し出て熱心に取り組まれる姿がとても印象的でした。
「できるようになりたい」という気持ちは、子どもたちを大きく成長させてくれるのだと改めて感じます。

のびのびとした良い字です

小学3年生の生徒様も、「永」での課題はハネでしたので、今回はご本人の希望もあり、「長い」を練習しました。
書き始めると、とても美しい字を書かれる生徒様です。
一方で、最近は少し疲れが見える様子もあります。
学校生活や日々の頑張りに寄り添いながら、お稽古の中では安心して自分らしく過ごせる時間を作っていきたいと思っています。
また、課題を一つに決めるのではなく、いくつか候補を用意し、ご自身で選んでいただく工夫も取り入れていく予定です。
子どもたちは、自分で選んだことに驚くほど集中力を発揮することがあります。
その生徒様に合った方法で、書く楽しさを感じていただけたら嬉しいです。

小学2年生の生徒様は、お母様と同じ百人一首の課題に取り組まれました。
ご自身が一番好きな和歌を書きながら、嬉しそうに一文字一文字を丁寧に書かれていた姿が印象的でした。
「か」の字には少し癖が出ることがありますが、その都度丁寧に確認しながら、少しずつ定着を目指しています。

毛筆では、横線に加えて縦線でも、だんだん細く書く練習を行いました。
筆を正しく持つこと、穂先を意識して動かすこと。簡単なようで、実は大変難しいことでもありますが、少しずつ身についてきています。

今回は「こつ」を練習しました。
基礎を一つひとつ丁寧に積み重ねることで、確かな力になっていくことを感じています。

また、お母様も百人一首をお嬢様と一緒に楽しまれており、
「書道のお稽古の日は、朝からるんるんなんです。」
と、嬉しいお言葉をいただきました。
文字には、その方の気持ちが表れるように思います。
楽しみながら書かれた文字は、自然とやわらかく、美しくなっていくものです。
書道の時間が、技術を学ぶだけでなく、親子で言葉や文字を楽しむ豊かな時間となっていることを、とても嬉しく感じた一日でした。

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