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目標へ向かって筆を運ぶ 書写検定対策 小石川書塾金曜日クラス

長雨の合間にのぞく青空が、いよいよ本格的な夏の訪れを予感させる季節となりました。日ごとに増す暑さの中でも、教室に一歩足を踏み入れると、そこには心地よい静寂と、凛とした空気が満ちています。
レッスンには、週末に控えた書写検定に向けて励まれている、大人の生徒さんがお越しになりました。毛筆・硬筆ともに、これまで積み重ねてこられた練習の成果が表れており、すでに美しい文字を書かれていましたが、今回はそこからさらに一歩踏み込み、全体の「配置のバランス」や「空間の美しさ」をより高めるための細やかな指導を行いました。
特に毛筆では、中筆を使って「漢字仮名交じり文」の練習にじっくりと取り組みました。漢字の力強さと、仮名の持つしなやかな曲線の調和、そして行頭・行末の揃え方など、実践的なバランスの取り方を一つひとつ確認していきます。
実技のブラッシュアップに加え、理論のサポートにも時間を充てました。硬筆における「ポスター書き」のレイアウトや効果的なまとめ方、「行書(ぎょうしょ)」の書き方、そして一見すると解読が難しい「草書(そうしょ)」の読み方など、試験で求められる知識を紐解きながら、丁寧に解説を進めました。
「ここに余白を作ると全体が引き締まるのですね」
納得されながら、何度も筆と鉛筆を動かされる生徒さんの真剣な眼差しに、講師も自然と熱が入ります。
技術を磨くだけでなく、文字の仕組みや理論を深く知ることで、書くことへの理解と楽しさは何倍にも広がっていきます。
試験本番で、これまでの努力が実を結ぶよう、全力で応援してまいりたいと思います。

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